今日の、ののちゃん

一手損角換わり対早繰り銀。
まつ子とのぼるは、この言葉の意味がわかっている。
これは、一般人のレベルから考えると、相当将棋に詳しい人たちだ。
先手の上に一手早いので急戦で行こうという作戦。
印象に残っているのは2008年の竜王戦、挑決第2局と七番勝負第3局だ。
http://live.shogi.or.jp/ryuou/archives21.html
局面は、たかし後手の一手損角換わり。つまり、たかし側が1.5手遅れている。
しかし実際は2手指しがあるので、それがなければたかし側は0.5手の遅れだった。
これは通常の後手と同じだ。だが、まつ子によると、たかしは先手。
これは、たかしが自分から角交換して一手損したということだ。
結局、先手のたかしが角換わりへ誘導し、おじさんが2手指しで速攻をしかけたわけか。
「後手番一手損角換わり」ならぬ「先手番二手損角換わり」だ。
それにしても、局面を見て先後を判断できるのぼるがすごすぎる。