世界コンピュータ将棋選手権、二次予選

普通タイトル戦とか1日に1局でしょ。1日108局は冷静に考えたら異常だよ。
順位戦を1日で終わらせるような過密スケジュールだよ。
芝浦将棋は定跡を使わず、自分で考えて三間飛車を指す。
そういえば以前Blunderを定跡なしで使ったら三間飛車にしてきた。
学習させるとそうなるものなんだろうか。
芝浦将棋は、相手に飛車先を切らせるのも謎な挙動。それで強いんだからなあ。
Bonanzaやその系統のソフトは、相手に隙があればもちろん一瞬で潰すが、
そうでなくても、いつの間にかよくなっている。不思議な感覚だ。
定跡で、▲25歩型の角換わりを指すのは若干損じゃないかなあ。
今回、Blunderが初の決勝進出。C#で、というのはすごい。
負けるときは、攻めが切れるときだった。かなりしつこく食いついてくる。
ボナンザチルドレン以外で特に強さを感じたのは竜の卵。
きっちり対応してくる。安心して頼れる感じがする。
WILDCATは受けが強靱で、二次予選で上位には行けなかったものの、
その力でいくつも白星を稼いでいたのが印象的だった。
あと面白かった場面をいくつか。
「misaki - 山田将棋」最後の詰みの形が面白かった。
「ponanza - 芝浦将棋」ponanzaが、ほんとに何気なく後手玉を寄せている。
他にも色々あるけど、ちょっときりがない。
そして、最も楽しみにしていた「Sunfish - ツツカナ」が最終9回戦で実現。
ツツカナの、後手番一手損角換わり。なかなか渋い選択だ。
棒銀四間飛車で対抗し、Sunfishも銀冠を目指して突っ張る。
▲21角が入ってからの△46歩がすごい手。
金銀を損しても、桂をさばいて飛車を手に入れるのが大きいのか。
ひとしきり攻めたあと、銀を拾って攻めが続いている。
二枚飛車でかなり怖いが、ここは受かっている。ツツカナの勝ち。
24のソフトの中から、わずかに5つが決勝に進んだ。
明日は、シードの3チームと合わせて、8ソフトの総当りである。