第33回少年少女囲碁大会

実は、将棋番組で一番面白いのは小学生将棋名人戦だと思っている。
2時間で3局も楽しめるし、指し手が速く、プロでは現れない、わかりやすい形になる。
ということで、囲碁のこれも、密かに楽しみにしていた。
予選でもすごい碁盤を使っていて驚いた。
将棋で言うプラスチック駒みたいなのは、囲碁で言うと何なんだろう。
時計は、やはりこれも「チェスクロック」だろうか。チェスと関係ないゲームだけど。
それにしても、囲碁の天才少年ってイメージがわかない。全然嫉妬できない。
しばらく見てから気づいたが、これは決勝の1局しか放送しないのか。
なるほど小学生の決勝と中学生の決勝を放送するのね。将棋よりは1局に時間がかかる。
子供だと手が届かないんじゃないかという広大な盤面だ。
しかしあの終盤を10秒で打つとか、どんな殺人競技だよ。
棋譜読み上げの人も終盤のノータイムには死にそうになってた。
小学生のほうでは、ミスをしても最小限の被害に収めるのが、冷静ですごいと思った。
これ仮に、10秒じゃ取り切れないくらいの大石を召し取ったら時間どうなるんだ。
相変わらず、終局がスピーディすぎて異世界。あれでよく1目も間違えないものだ。
中学生。これはどういう位置づけなのか。
将棋だと、中学生になってから奨励会に入るのは、やや遅い感じがする。
(そういう一流棋士もいる。例えば藤井九段が奨励会に入ったのは中学3年のとき)
小学生の部でも思ったけど、なんで決勝でこんなに体のサイズが違う2人が当たるのか。
でかいほうの3年生がいいキャラ。
終局後にポイント解説してもらえるのがよい。
いやー。2時間楽しめたけど、内容はさっぱりわからんぽん。
ただし、自分がルールを知っているあのゲームしかやっていないという安心感がある。
すごく自分勝手なことを言わせてもらうと、小学生は13路盤だとよかった。
19路盤は、あまりにも長くかかりすぎる。
(ミニバスじゃないんだから……)