自分用のメモ。将棋対囲碁のルールとその解釈を書く。
(舞台設定)
将棋盤を使い、玉を詰ますのが目的なので、基本は将棋である。そこへ囲碁の能力を持った棋士が挑戦してきたという設定。
将棋側が正しく指せばどうしようもないが、戦いが長引くと囲碁側有利になっていくらしい。
呼吸点
囲碁側は、自分の石や駒で相手の1つ以上の駒を囲むと取ることができる(「囲む」の定義は囲碁のルール通り(交点じゃなくて升に打つのがキモいけど))。取った駒は持ち駒になる。
(将棋側が自分の駒で相手の石を囲んでも取れないのは、窒息させる能力が囲碁側にしかないからだと思う)
石を取る場合
将棋の駒を移動させて、相手の石を取ることができる。取った石は持ち駒(持ち石?)になるが、石は白いままなので相手の石を打つことになる。将棋側が打った白石と囲碁側の白石に、区別はない。
(普通は将棋側が白石を打っても損になるだけだが、相手の飛車の利きを遮ったり、敵の打ちたいところに打ったりといった用途がある)
(黒石がないので囲碁側が石を取ることはない)
(将棋側が白石を打って自分の駒を囲むのは、合法かどうか難しい。右腕が左腕を殺すようなもので自殺ではないと思うから、合法かな)
千日手
不明。
(同一局面の判定では、持ち駒の白石を無視するのが妥当だろう。将棋側に打開義務を課すのがいいと思うが、「囲碁側を有利にするため」以上の理由付けが難しそうだ。囲碁のコウを適用するのはどうだろうか)
終局
投了したら負け、玉が詰んだら負け、玉が(囲まれて)取られたら負け。
(シンプルに「玉が取られたら負け」とするのもいいが、将棋指しには違和感があると思う)
(盤上の白石が増えていくゲームなので、入玉などのルールは必要ないだろう)
(その他)
囲碁側だけ二歩と打ち歩詰めを認めるのは、よくないと思った。打ち歩詰めになる手で相手玉を囲んで取るのならばいいかもしれないが、囲めるなら白石を打てばいいので打ち歩詰めを許可する意味がない。
盤上の白石の数について。囲碁側は手番のたびに白石を打つことができるので、将棋側も手番のたびに白石を取らないと、盤上の白石は増えていく。白石が減るとすれば、囲碁側が駒を打ったり移動させたりしたときだ。
将棋側が角で王手したとき、その角がアタリになっていれば囲碁側は取ることができる。取れて当たり前なのだが、将棋に慣れていると見落としてしまう。白石を打った瞬間が王手放置に見えてしまうからだが、実際は打った瞬間に角が取れているのだ。囲碁で、石が取れる場合は自殺手にならないこととも整合性がある。
将棋側は眼が作れない。囲碁側はその眼っぽいところへも打てる。囲碁側は叩きの歩が無限にあるようなものなので、慣れないと将棋側も苦労しそうだ。