将棋近況

将棋クエスト(5分切れ負け、2分切れ負け)をやっている。将棋クエストには10分切れ負けもあるし、81dojoで5分切れたら30秒などを指すこともできるが、時間がかかるので敬遠している。ここ1年くらい、将棋熱が冷め気味なのだ。
将棋は、強ければ強いほど楽しめると思うので、楽に強くなれる(あるいは楽に現状維持できる)ならしたいと思っている。そこで、気が向いたときに短時間の将棋を何局も指すというのはよさそうな方法に思える。時間が短いので、やる気がみなぎっていなくても、頭がフル回転してくれる。何局も指すのは、ネット将棋に興奮作用があって、どうせまとまった時間を奪われるから。
1局終わったら、気になったところをコンピュータで検討、あるいは全体の流れを自分で反省。必要なら序盤の方針を練り直す(これを次の機会まで記憶できないのが悩み)。
やっと本題だが、今の戦型選択について書く。何もわからないまま負けてはつまらないので、たとえ好きでも極端に苦手な戦法は避ける。勝率が悪くても、勝負形になる戦法は避ける理由がない。そういう方針。
先手番のとき、初手は▲76歩。△34歩には▲26歩。積極的には振り飛車を選ばない(相手が2手目△32金などとすれば振る)。そこで△84歩なら、横歩取りを避けるために▲66歩と止めて矢倉を目指す。ただし、相手の雰囲気などから横歩にならない可能性もあると思えば▲25歩とすることもある。まあたまには横歩を指してみるのもいいでしょう(負けるけど)。
▲76歩△84歩には▲26歩から角換わりが多く、▲68銀からの矢倉も少しある。▲26歩には△34歩の裏切りがあり、これは上述の手順に合流する。初手▲26歩もそのときの気分で選ぶことがあり、△84歩なら▲76歩で角換わり、△34歩なら▲76歩。
角換わりは、基本的に腰掛銀。チャンスがあれば早繰銀や棒銀もやる。角換わりが実用レベルになったのは、過激に攻めればけっこうつながることを知ったから。理想的には、ここからだんだん受けの棋風になっていくといいのだが。
矢倉は、棒銀を目指したり、藤井矢倉を目指したり。位を取らせて反発できないとか、端を破って逃げられるとか。相手が2手損くらいしてくれないと攻めが決まらないイメージがある。将棋を始めたときからのメイン戦法の一つだが、何が難しいのかわからないレベル。
▲76歩△34歩▲26歩から、相手がゴキゲン中飛車なら穴熊から角頭狙いを含みに指す。ノーマル振り飛車なら、四間には棒銀、向かいには美濃から適当に(苦手)、中飛車と三間は穴熊で対応する(他の戦い方も状況や気分に応じて)。
▲76歩△34歩▲26歩△44歩のとき、気分で(飛車先を決めずに)▲48銀としてしまうことがあるが、これはやめたほうがいいかもしれない。相手が飛車を振ればいいが、矢倉になった場合に方針がわからなくなることが多い。ここは対振りの経験値を積む方向で行こう。
角交換振り飛車は、相手が経験値で上回っていることが多いため、じっくり行くとこちらのミスを的確に咎められてしまう。隙を見せないことを優先し、またチャンスがあれば積極的に踏み込むようにする。
早石田は知らん(苦手なうえに興味がない)。押さえ込みが好きなので、勝ちにくいけどそういう感じで。
後手番の場合。▲76歩△34歩▲26歩には(横歩取りを避けて)△44歩から藤井システム。短い時間の将棋なら、経験値の差から勝ちやすい面もある。乱戦になりやすいという意味で安心感がある。無理攻めだとしても、(こちらが正しく指せば)咎めるのは想像以上に難しい(まあ、正しく指せないんだけど)。
▲76歩△34歩▲26歩からは一手損角換わりも選べるが、手損が響く展開が多く、飛車先不突きを生かす技術もないので、あまりやる気にならない。
▲76歩△34歩▲66歩には△32飛から相振り飛車。プロでも有力らしいので。勝てるかどうかはともかく、考えることが多くて楽しめる。囲いは、勝ちやすさから美濃を選ぶことが多い。金無双・矢倉・穴熊もアリ。
▲76歩に△84歩もある(矢倉か角換わりを選ばせる)。先後の差がわかるような棋力ではないのだが、同型になりやすい戦型で一手遅れていることで若干の苦手意識があり、採用率は低め。もう少し増やしてもいいかもしれない。最近、急戦矢倉を試すようになった。
▲26歩△34歩▲25歩△33角▲76歩なら△22銀から角換わりを目指すかな。対先手中飛車はゴキゲンと同じで位を取らせて穴熊(通常の先手中飛車は早石田なみに苦手)。
このくらいかな。避けてる戦法の中で、できれば覚えたいのは横歩取り(先後とも)。相掛かりは、安全に避けることができて、しかもセンスが問われて苦手なので、とりあえず放置気味。優勢な局面で王手放置を何回もやっているのは、大きな反省点。