http://live.shogi.or.jp/kurashikitouka/kifu/22/kurashikitouka201409290101.html
矢倉。後手がいきなり△85歩を突いて棒銀だ！先手側が玉を右側に囲いそうだなあと思っていたらそうなった。ていうかこれは位取り中飛車じゃないか。こんなに広く隙のない中飛車があるのか。
どう見ても先手優勢。特に、コンピュータの評価値は先手が高い局面。しかし、そのよさを具体的な実利に結びつけるのは難しい。実戦は後手から仕掛けた。手待ちしても先手の形ばかりよくなるので仕方ないところ（なのだろう）。
後手が無理矢理中央でさばいても、その時点で薄いので負け確定みたいな局面。形勢には差が付いていたが、お互いの思いが感じられるいい将棋だった。
挑戦者になった山田久美女流三段は、振り飛車を指したことがほとんどないらしい。この状況でその振り飛車をやらされたのか。
