作りたい理由

主な理由はおいといて、以前から思っていたコンピュータ将棋を作りたい理由がある。自分で作ることによる副産物がいくつかある(と思われる)のだ。
まず、他のゲームへの応用。4目並べとか、自分で考えたゲームとか、より強い探索を実装できるようになるはず。将棋なら指し手のおかしさがある程度わかるので、それによって探索の性能を担保できる。囲碁や麻雀のようなタイプの違うゲームでも、その違う感覚を吸収するために将棋で得た経験が役に立つと思う。
どうぶつしょうぎでの機械学習もやってみたい。完全解析されているので完全な教師データがある。一致率も全パターンを網羅して出せる(オーバーフィッティングを検出できない心配がない)。学習した簡単な評価関数で(あるいは駒割だけで)どの程度の一致率になるのか知りたい。小さなバイナリサイズの1秒思考で全局面正解手、というのを目指したいが、これはさすがに難しいか。
今でも、こういうことをやりたいと少し思うことはある。気分転換や理解を深めるのに有効だと思えばやるけど、あまりにも時間がかかるので優先順位は低い。ていうかコンピュータ将棋はなぜ俺にあらゆる能力を要求してくるのか。