選手権に向けてあんまりやる気が出なかった理由

2016年の1〜4月くらいの話。
理由として大きいのは体調と天気だけど、もう一つ地味に効いていた理由がある。大規模学習(という言葉を脳内で使っていたかは覚えていないが)をしないかぎりponanzaには絶対に勝てないと思っていたから、そして自分はそれができないから、やる気が出なかった。
できないというのは金銭的な意味でもそうだが、たとえ十分なお金を持っていてもそこまではできない。時間がかかる。自分はそこまで何が何でも強くしたいという気持ちはない。
もちろん、強さ以外の方向性もある。今のコンピュータにありがちな、形にとらわれた序盤、構想力のない入玉などを改善したい。しかし、それもponanzaの得意分野だ。結局、棋譜の数には勝てないのだ。いや、ひょっとしたら勝つ方法は存在するのかもしれないが、自分がそれを発見できるほどの大天才だとまでは思えなかった。
今は、コンピュータ将棋のコードは書いてないけど、(コンピュータ将棋の)やる気は4月よりはるかに高い。それも体調と天気が大きな理由だが、6月の頭に技巧(のソース)が公開されたことも影響している。弱そうな評価関数だと思ったけど、実際には強い。真似できるような強さではないにせよ、自分の感覚の間違いを示してくれた。こんなに嬉しいことはない。
別に状況が大きく変わったわけではないけど、コンピュータ将棋に関して自分がやれることはいくらでもあると(半年ぶりくらいで)思えるようになってきた。