将棋

将棋対囲碁

自分用のメモ。将棋対囲碁のルールとその解釈を書く。 (舞台設定) 将棋盤を使い、玉を詰ますのが目的なので、基本は将棋である。そこへ囲碁の能力を持った棋士が挑戦してきたという設定。将棋側が正しく指せばどうしようもないが、戦いが長引くと囲碁側有…

ニコニコ超会議3

囲碁 戸島花は去年も出たので知っている。そういえばNHKの講座見てなかった。アンガールズ田中は10級と言っていたが、見た感じだと俺と同じくらい(なので俺より少し強いのだろう)。 その2人で13路を打った。解説もあまり難しい部分はなく、自分が楽しむの…

NHK杯、金井・阿部光瑠

阿部は実戦的な手を指す、という解説。たまに怪しげな手が飛んでくる。劣勢になってからも、指し手に手渡しや誘いなどの意味があって、見ていて面白い。 あれだけ差が付いていると、プロ相手では逆転できないだろうが、楽をさせない指し方というのは持ってお…

コンピュータに同一局面から2回負けた話

将棋ゲーム「将棋 Flash」数ヶ月前にこれをやっていて、上図の局面になった。ここまでの手順は、▲76歩△34歩▲26歩△32金▲78金△84歩▲25歩△88角成▲同銀△22銀▲24歩△同歩▲同飛△35角▲34飛△57角成▲54歩。 後手番で一手損角換わりにしたら飛先交換されたので、「これ…

名人戦第1局

すごかった。いきなり飛車角交換する激しい将棋。こんなバラバラな陣形で羽生を相手に戦えるのは森内くらいのものだろう。そういう戦型で、拮抗した戦いが2日目の夕方まで続き、迫力があった。これぞ名人戦という将棋だった。

NHK杯、丸山・郷田

郷田は、またしても△34歩。横歩取りになった。丸山は34飛型のまま駒組みを進める流行りの作戦。そこから9筋の突き合いを入れて、いきなり▲45桂と跳ねる! 普通は、とりあえず後手から角交換をするという場面だが、郷田はしばらく考えて△37歩!角取りなのに、…

ツツカナ新手?

http://toro.2ch.net/test/read.cgi/bgame/1386463416/279 40手目まで、先手の手番だから先手がいいんじゃないかと思ったが、よく見るとそうでもない。 38手目、普通に銀を上がれば同型で、これは先手が指せる。△65歩に▲24歩は△同歩で、そこで▲45歩も△66歩の…

将棋近況

ひよこカルロ(1スレッド3分)とばっかり対戦している。思ったよりずっと強い。なかなか勝率が上がらない。仕掛けの語彙が少ないままなんだよねえ。互角以上で終盤に入ることが少ない。駒得と詰みしか見てないだけあって終盤がすごく弱いので、こちらの心が…

竜王失冠

今年は雰囲気が違った。竜王であるはずの渡辺に、ふてぶてしさが感じられず、4年前には4タテを食わされた森内が、別人のように充実している。 4勝1敗で森内が竜王を奪還。その4勝は、往復ビンタ2回で挙げている。強い。自分が将棋を始める何年か前に、森内が…

NHK杯、郷田・永瀬

電王トーナメントも10時開始で、将棋フォーカスやNHK杯ともろかぶりである。非常に困るのだが、NHK杯は郷田・永瀬という好カード、しかも解説は森下卓ということで、午前中はNHK杯に専念することにした(とはいえ気になるので、ちょくちょくニコ生を確認して…

竜王戦第1局

http://live.shogi.or.jp/ryuou/kifu/26/ryuou201310170101.html 相矢倉で後手となった渡辺は急戦を選択。森内は玉頭から盛り上がっていく。少し危うそうに見える先手陣も、指しているのが森内なら手厚く見える。一方、渡辺もそのまま押し潰されるような棋士…

NHK杯、渡辺・広瀬

広瀬の振り穴と、渡辺竜王の戦いだ! 個人的には渡辺の棒銀が見たい。有力だと言っていた(穴熊のほうが有力なんだろうけど)。今回は相手が穴熊だから、居飛車側も穴熊。 「渡辺竜王と言えば穴熊」とかよく聞くけど、これは違うと思う(というのもよく聞く…

NHK杯、豊島・佐藤康光

豊島・佐藤という好カード。解説は谷川という豪華な回。佐藤は、迷路を彷徨うような将棋を指したいと言っていた。 後手の佐藤がダイレクト向かい飛車。2006年度NHK杯決勝が思い出される。記憶では佐藤が後手だったけど、違った(笑)。記憶は簡単に改竄され…

NHK杯、鈴木・郄粼

初手、▲96歩!これは珍しい。悔しいことに、意味がよくわからない。相振り飛車が予想されるところだから、無駄になる手ではない。角道を開け合ったあと、先に相手に行動させたいのだろうか。だからこそ今回、後手はダイレクトに△32飛とできなかったわけだし…

NHK杯、佐藤天彦・村山、解説:木村

横歩取り。先手は飛車を深く引いてから5筋を突き、位取り中飛車のような構え。位が不安定で囲いも薄く危ない形だが、後手玉に近いところを引き飛車から攻めているのでロマンがある。 解説は木村。これだけ炸裂した木村解説は久しぶりだ。本当にわかりやすく…

NHK杯、中村太地・高橋道雄

(前回は森内・松尾戦だったが)これまた好カード。年齢が離れた実力者同士の戦い。 戦型は横歩取り。高橋は後手なら横歩だろうし、中村もそれを拒否する理由がない。なるほど必然の横歩取りだ。あまり深く知らない戦型なので、観戦していて面白くないという…

NHK杯、森内・松尾

森内が先手で相矢倉。 ▲35歩に△同歩▲同角だと、手順に角を移動させることができて後手面白くないので、ここで△64角と出る。普通はここで▲18飛なのだが、森内は▲37銀!△44歩がまだなので、一応耐えてるらしい…。 森内は攻められる展開を苦にしないからね。見…

NHK杯、上田初美・西川和宏

やっぱプロ棋士は人智を超えてるなあ。ていうか自分よりずっと強い相手とテレビで公開対局とかやばい。 上田は対抗形の居飛車側を選択。西川は角道を止めない振り飛車。相穴熊になった。△44歩を保留できているのが先手から見るとしゃくだ。 三間飛車に対して…

NHK杯、広瀬・瀬川

瀬川は、後手なら横歩取りと言っていた。広瀬が先手で振り飛車するイメージもないし、今回は横歩取りになると思っていた。 ところが、広瀬は▲26歩△34歩▲25歩!横歩取りを回避しての角換わりだ。先手だけ飛車先を突いているため、だいぶ先手が損な形。 瀬川の…

NHK杯、飯塚・郄粼

振り飛車模様の郄粼に対し、後手の飯塚は位を取らせる。角道を開けず、飛車先も保留して、平べったい構え。そこから、結果的には普通のゴキゲン中飛車のような形になった。相穴熊。 振り飛車ってすごいなあと思った。振り飛車というか、振り飛車を指すプロ棋…

NHK杯、糸谷・船江

NHK杯放送中、船江五段本人のツイート - Togetter西遊棋のアカウントでツイートされていたので、まとめました。 先手の糸谷は、矢倉にしないので▲26歩。船江は(相掛かりか角換りを)受けて立つ△84歩。3手目▲76歩で角換わり模様。△32金に、△85歩を待たないで…

NHK杯、阿部光瑠・村山

電王戦で全国区の人気となった阿部光瑠、そして「序盤は村山に聞け」の村山慈明。後手となった阿部は、ノーマル四間飛車を採用! △52飛〜△55歩で戦いが始まった。このとき、△94歩は入っていない。ちょっと信じられないのだが、このとてつもなく大きい△94歩を…

NHK杯、金井・井上

相矢倉の定跡形。金井は本当に手が速く、研究手順であることがうかがえる。 井上は△56銀と打ってから玉と反対方向に△47銀成。お互い駒を渡すと反撃がきつい形。直接玉を攻めずに、相手の攻め駒を責める。攻めがありそうな形で、すこし相手玉から離れた場所を…

NHK杯、中田功・阿久津

対局前のインタビューでは、両者ともノーマル三間を意識したコメントだった。阿久津は相振りも匂わせており、三間飛車を正面から受ける感じではなさそう。 中田の先手で対局が始まり、▲76歩△34歩▲66歩△14歩(!)。ここから先手が端を受けずに三間飛車を目指…

将棋にはパクリという概念がないからいい

まあ、一発勝負の場で、「厳密には無理だけどその場で正確に対応するのが難しい戦法」をされると、多少は不快に感じる。ただ、これも弱いから負けるというだけの話。「穴熊は卑怯」みたいな話と変わらない。無理っぽい戦い方をする相手に負ける自分に腹が立…

NHK杯、北浜・木村

北浜先手なら相掛かり、北浜後手なら振り飛車という予想だった。北浜が先手となって、木村はインタビュー通り相掛かりを受けるのかと思いきや△34歩。「おや?」と思ったが、北浜は横歩を取らずに▲26飛。なるほど、こういう相掛かりもある。代えて▲28飛もある…

名人戦第4局、森内が▲25歩を決めた

現代将棋は飛車先を突かない 矢倉では、飛車先を一つも突かずに駒組みを進めることが多い。いずれ突くのだが、後回しにできる手は後回しにするという思想だ。 かつて角換わりは、後手が千日手を狙うと先手は打開できなかった。しかし、▲25歩を保留することで…

第38回小学生将棋名人戦

今日までの3日間は、世界コンピュータ将棋選手権をやっていた。そういうときにNHK杯を放送するなとあれほど言ったのに放送してたから、仕方なくNHK杯は録画して明日見ることにした。ところが今日は、小学生名人戦も放送される。コンピュータ将棋の棋譜中継が…

NHK杯、森雞二・畠山鎮

▲76歩△84歩に▲16歩。そこで△85歩が、相手の言い分を聞くような不思議な手だが、本譜のような展開を望むならアリか。△34歩に▲88銀から居飛車にされたらどうするのかと思ったけど、それをしない相手だと見越してるんだよね。きっと。 先手、森のダイレクト向か…

NHK杯、堀口弘治・永瀬

永瀬は宣言通りの居飛車。後手番で△84歩として、先手の堀口は角換わりを選択。 定跡形だが、先手がちょっと仕掛けに困った感じで▲12香と穴熊を見せる。そこで永瀬もさすがに動いた。△35歩〜△24銀で桂頭を狙っていく。 ▲38歩と打って桂取りを受ける。普通こん…