ストレートのフォアボール!

センバツを見ていた。無死1塁から、カウントはノースリー。
ここでストレートが高めに外れ、フォアボール。
実況で「ストレートのフォアボール」。

ここで初めて知ったのだが、「ストレートのフォアボール」とは、
ボール球を4つ続けて(ストライクなしで)のフォアボールのことだった。
え!これまでずっと野球好きだったんだけどな。知らなかったの!?

普通は、カウント0-3になったとき、厳しくないコースにストレートを投げて1-3にする。
この状況でバッターは、よほど甘い球が来ない限り、振るメリットがない。
怪しい球を見送る確率が高いバッターに、ストライクからボールに行く変化球は使えない。
コントロールのつきにくいフォークなどを、ストライクゾーンに入れるというのも危険だ。
結局、相手に読まれていようが何だろうが、直球を置きにいくのは悪くない戦略になる。

そして、そのストライクゾーンに入れることを至上命題とした球が、
ボールになってしまったから、「ストレートのフォアボール」という名称が
付けられたのだと、ずっとそう思っていた。そうとしか思えなかった。

だってストレートのフォアボールの4球目って、いつもストレートじゃんか。。

化物語の予告でそんな話があったのを思い出した。
第5話のときに放送された予告で、「4球目の球種は?」と訊いている。
ストレートと言ってるのにそれに気づかないのが面白いのだと思っていた。
しかし、正しい意味を知って考えてみても、よく意味がわからない予告だ。
ひょっとして、出題者が「ストレートのフォアボール」を勘違いしていて、
一方の回答者が正しい意味で知っているために正解できない、ということなのだろうか。