第34回少年少女囲碁大会

小学生の部が面白かった。初手天元で中央志向。「最近の子供はこういうやんちゃな布石を打たない」らしい。将棋でもそうだが、最近の子はみんなプロみたいな渋い手を選ぶ。そして強い。
白番の人は左手で打っている。碁笥もフタも左側なので、画面では黒番の人ともあわせて全部右側になってる。
小学生の終盤は凄まじく手が速い。読み上げの人がきっちり座標を認識していてすごい。この前のタッグマッチ(阿部習甦vs.佐藤ポナの最後)を思い出した。
観戦していて、去年よりは楽しめた。1年前は9路以下でしか打ってなかったので、ふんわりした手がわからなかった。ただ、それでも全く解説に付いて行けないので、あまり強くなってないことも感じた。
小学生将棋名人戦とともに、1年に一度の楽しみとして定着している。将棋と比べて和やかなムードなのがいいと思った。「囲碁一筋じゃなきゃいけない」みたいな空気もない。自由だ。将棋の礼儀正しい殺伐さも好きだけどね。