WCSC25 その1 体調

色々書こうと思っているけど、何から書けばいいのか。とりあえず、いくつかにエントリを分けて書いていこうと思う。今回は体調について。
半年前の電王トーナメントがきっかけで開発を始めたけど、それまでは将棋GUIの開発をしていた。GUIの開発もかなり大変で、つまり、それに挑戦できるくらい体調が(精神的にも)よかったということだ。
その後も、冬のわりには悪くない調子だった。また、少し落ち込んでいても淡々と開発できたのが大きかった。
3月辺りは、やや集中力が落ちていたと思う。棋力の伸びが鈍化し、といって選手権までは少し時間があるという時期。こういうところで差がつくんだなと思った。
4月になると、だんだん選手権に参加する実感が出てきた。ここ10年くらいの自分は、夏休みの宿題が8/31に残っていても特にやる気が出ないタイプだったのだが、今回は締め切りに追われて頑張るという感覚を久しぶりに味わった。
最後の1週間はやりすぎで、「バカは体調管理できないからカゼをひくんだ」の典型だった。そういう集中力も必要ではあるが、選手権間際にすることではない。4/30の朝には、謎の微熱でまともに開発できない状態だった。回らない頭で最低限の準備をして、5/2の昼に出発。17インチのノートPCが重く、電車がきつかった。
ただでさえ不安なのに、体の不安も抱えながらの参加となった。しかし、会場内では特に体がしんどくなることはなく、結果的には大丈夫だった(展開的に心がしんどくなることはあったけど)。よく覚えてなくて申し訳ないけれど、周りの方々に少しずつフォローしていただいた面もあったと思う。
事前に宿泊先を予約するとき、体力的な不安(+なるべく家にいたいという気持ち)から3日目は参加しないことに決めていた。それがよかったかどうかはわからないが、相当に体力を消耗することは確かだったようだ。帰りの電車もすごくきつかったし、一夜明けた今日も朝から頭が痛い。
周りを見て、「みんな体力あるなあ」と思っていた。選手権前の1週間を思い出しても、より強いコンピュータ将棋を作るためには体力が必要である。帰ってきて体重をはかったら少し減っていたので、まずはそれを戻すところから、地道にやっていこうと思う。