2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

将棋電王戦FINAL、第3局

前日の夜、対局時間の設定を変えることの可否で盛り上がっていた。「盛り上がった」という表現は不謹慎な気もするが、実際そうだった。結局は設定を変えないことになり、わざと遅刻するという禁術も使われなかった。「本当に遅刻しかねない」などと失礼なツ…

将棋電王戦FINAL、第2局

今回は永瀬六段(プロ棋士側)を応援していた。将棋は努力で決まる、才能は要らないと言っていて、明らかに才能の塊みたいな人だった。プロ棋士の、というより、永瀬の力を電王戦で見たかった。 Seleneは、各定跡手を等確率で選ぶ(変な手を選びやすい)。今…

共感の負荷

相手が自分とは違う種類の人間だと思えば同情や共感はなくなる。このことは、相手に対して暴力的になってしまう危険性を含んでいる。その危険性を認識することは極めて重要だが、精神の安定のためには「違う種類」と切り捨てることも大きな役割を持っている…

将棋電王戦FINAL、第1局

観戦していて自分でも不思議だった。完全にコンピュータ側を応援している。勝ってほしいと思っている。結果を求められていた第2回電王戦のときと違って、いい将棋が見られれば勝敗はどちらでもいいと口では言っていたはずなのに。コンピュータが勝つときのほ…

勝ちを目指すのが正義だと思っていたが

「格上相手には稲庭、それ以外は普通のBonanza」とか、そこまで行かなくても「相手によって定跡選択や千日手の評価値を変える」のような勝率の上げ方があると思う。なぜもっと多くの人がそういうことをしないのかと思っていたが、いざ自分が出る段になってみ…

作りたくない理由

知らない場所へ行くのは楽しいけど、不安もある。いきなり道が険しくなって自分の力では進めなくなるかもしれない。その恐怖が足を鈍らせる。 まあしかし、代わりにやってもらうわけにはいかないからね。山登りで、代わりに登ってもらっても、自分が景色を楽…