PCが起動しなくなった!というとき

WindowsXPでの話。事前にi386フォルダはバックアップしてあったとする。
こことかを見て、インストールディスクを作る。
パーティションも全部クリアして、クリーンインストール。気持ちいい(たまになら)。
さて、まず大事なデータをHDDから救出しなければならない。
CDから起動できるLinuxなどを使えば、Windowsが起動しなくてもデータは取り出せる。
しかし、気が動転しているときに慣れない作業をするので、かなり厄介だ。
何かCDから起動できるものを探す。今回はPCLinuxOSのライブ版CDを使った。
別のPCでISOイメージをダウンロードしてCD-Rに焼く。
BIOSでCDドライブから起動する設定にし、コンソールモードで立ち上げる。
よくわからないけど、ここここの真似をして、コマンドを打ち込む。

mkdir /mnt/hoge1
mkdir /mnt/hoge2
mount -t ntfs -o utf8 /dev/hda1 /mnt/hoge1
mount /dev/sda1 /mnt/hoge2
cp -r /mnt/hoge1 /mnt/hoge2

内蔵HDDのCドライブ(NTFS)と外付けのUSB-HDD(FAT32)をマウントし、一気にコピー。
言葉にすれば短いが、突然の本番にこれを一発で通すのはまず不可能である。
失敗しても、PCが壊れてるのかLinuxが悪いのか自分が間違えたのか、全然わからない。
さながら変化球を自在に投げ分ける好投手のようである。
外付けHDDに余裕があれば、丸ごとバックアップしてしばらく置いておくといい。
いざというときはドライバなどもそこから拾える。
IMEの鍛えた辞書や、クイック起動の項目、スタートメニューにSendToフォルダなど、
欲しいデータはたくさんある。
それにしても、最近の(といっても何年も前のだが)PCは便利だ。
適当に買ってきたUSB接続のDVDドライブから起動できるし、BIOSの設定をUSBキーボードで行うこともできる。
もっと最近のはUSBメモリから起動できるそうじゃないか。何だそりゃ。