とある科学の超電磁砲(12/5)

初春と佐天さんの結びつきがすごい。
今回のような描写は悲しいのだが、悲しいと思わせた時点でこの作品の勝ちだ。
悲しさとは別のレイヤーに、二人の関係という良いものがあり、そこがいいので面白いし、
たかがアニメキャラに対して悲しいと思わせることができるのだ。
共通のプロトコルを持たせることで、大量の脳をネットワークで―
ってこれは電脳コイルのメガネ技術そのものじゃないか。副作用が出るのはイマーゴっぽい。
謎がこういう風に収束すると気持ちいい。
謎のAIM拡散力場や、意味が微妙な共感覚性は、このための伏線だったのか。
脱ぎ女というヒビキが何となく間抜けでかわいいと思っていたのだが、まさかの悪役化。
さらわれることで相手の悪さを表現するには初春がうってつけ。
毎回出来がいいし、上品すぎないバランスのおかげで本当に楽しめる。
見始めの数分間に「見るのが面倒だ」などと全く思わせない。