NHK杯、森内堀口戦

後手の堀口七段が四間飛車を採用。
森内九段は▲58金を保留して急戦を見せ、後手は美濃囲いへ。
これはいい!自分の好きな展開だ。
この先手のような指し方は、やりたいけど実戦的には玉が薄くて負けやすく、
憧れながらも避けるようになっていた。
しかし今日は森内九段が先手側を持ってくれている。これは頼もしい。
一方、振り飛車側も、持ってみたい形。
相手玉と比べて美濃が堅く、飛車先も厚く押さえている。
桂馬が跳べる形だというのもたまらない。
先手は玉頭に位を取って、美濃囲いには嫌な端に手をつけた。
後手は3,4筋の馬と銀が残されたように見えたが、のちに後手玉が玉頭戦から逃げたとき、
そのまま囲いのようになって非常に心強く見えた。
しかし先手は桂と歩の精算を強要し、入手した桂で急所の馬を攻める。
序盤のやり取りは難しすぎて適当な感想も書けないが、面白かった。
こういう展開の将棋大好き。