デュアルコアCore i5

Intelが32nmプロセスのCPUを発表。
Nehalem系列のCPUに、ついにデュアルコアが来た(今までは4コア)。
消費電力が減り、ノートPCへ進出できるようになったのだ。
しかし、メモリが遅いというのが期待外れだ。
新しいCore i5では、CPUのパッケージにグラフィックス機能が統合されている。
ただし、CPUとGPUは、QPIで接続された別々のダイであり、
更に重要なことには、メモリコントローラはGPU側にある。
従来のCore i7では、CPUにメモリコントローラが内蔵されていたため
メモリのアクセスが素早く行えたのだが、そのメリットが小さくなってしまった。
Turbo Boostはコア数が多いときほどありがたみを感じる技術だし、
少量の高速なL2キャッシュがコア毎に存在するというのも、
コアが2個しかないときには微妙な構成だ。
メモリだけで性能が決まるわけではないので、
メモリコントローラ内蔵だけを声高に叫んでも仕方ないが、気分としては内蔵してほしかった。