「とらドラ!」のサントラが素晴らしい

とらドラ! サウンドトラック

とらドラ! サウンドトラック

まずこのジャケット絵がいい。
とても大きな作品だったので、こういうのに反則級の効き目がある。
聴いてみては4曲目、小鳥のエチュード。この曲を欲しいがために、というキラーBGM。
進んでいくと、要所で使われた曲がいくつもボロボロと出てくる。
通常、放送が終わると長くは続かない感動が、イヤホンから露骨に流れ込んでくる。
これはやばい。体をクネクネさせずにはいられない。
1年前に「とらドラ!」というアニメを見ていたという人に対して、
このサウンドトラックは「思い出させてやるぞ!」と言っている。
忘れていた。ここまで偉大な作品だったとは。
サントラの最後はバニラソルト。1クール目のEDだ。
EDに入ることを効果的な演出として使う作品は、このEDの入りによさが凝縮される。
作品に入り込んだ状態でEDのイントロが流れてきた幾度もの感動が重なり合う。
「そういうふうにできている」
意味がわからないし、好きなタイプの作品じゃないと思いつつ、
好きになるまで毎回切れ目なく大爆発を続けられ、2クール続いた最終回。
以下余談。
櫛枝を好き、じゃなくなるのが理解できなかった。他のキャラとはリアリティが違う。
攻めっ気の強い亜美が唯一苦手とするのは、右玉のごとき軟らかさの櫛枝。