迷い猫オーバーラン(6/26)

おそらく最終回なので、かなり期待していたのだが、服の描き方が好きじゃない。
クオリティは低くないが、自分にタイミングが合わない絵だなあと思っていた。
関係ないけど、ソラヲトのノエルを見ると希(のぞみ)を思い出す。
終わりが近づき、希が「文乃も巧が好き」と言ったところは、
今回の本編や1クールかけて描いたものの上に乗せた最高にきれいな一撃だ。
この作品は主要な女の子キャラが3人、そしてその全員が巧のことを好き。
よくあるパターンだが、自分がそれを明示的に知ったのは最近のこと。
最後、つまり最も経験値が上がった状態で可能になる、現状の軽く万全な描写。
そして、待ってました、EDに突入する。
演出、カサヰケンイチ!!
これで動揺して、本編で何を感じたかをよく思い出せない。
名前を見て信頼したせいか、EDは絵がいいと思っていたが、いま見返してもやはりいい。
そして、監督・絵コンテは佐藤順一!?何それ、全然思わなかったよ。
言われてみれば佐藤というのはうなずける。派手さはないが確実な描写だ。
そして、EDとその手前の部分は、クオリティが頭一つ抜けている。
希が「見たければ いくらでもいいよ…」と、酷く尖ったセリフを言っているのに、
希ばかりか千世や文乃まで、ほのぼのとゆるい表情を見せている。
これが佐藤のすごいところで、あえて一歩引いてありきたりのものを置きにくる。
ED曲自体も、今回の話を見る前は爆発力のあるものを期待していたが、
実際は現状の描写に使うのみで、ある意味贅沢な使い方だ。
「霧谷よ、戻らなくていいのか」という大吾郎は印象に残っていたので、
あそこで希が思い出していて嬉しかった。
鳴子叶絵の実況も良いが、せっかくの登場機会に止め絵連発は余裕ぶっこきすぎだろう。
終わってみれば、よかったイメージしか残っていない。
カサヰにさとじゅんとか、俺ホイホイすぎて反則。