不調のマウスを直す

不調のマウスをいじる - merom686's blogの続き。
昨日、いくら挿し直しても、振っても、押し付けても、全く使えなくなった。
携帯電話のカメラで見ると、マウスの赤外線LEDは点灯しているのだが、
挿すと必ず「USB デバイスが認識されません」と表示されてしまう。

本格的に壊れてしまったようなので、「単なる断線」の可能性に賭けてみることにした。
かつてこのマウスが不調ながらも使えていた頃、
マウスから線が出ている付け根のところを押すと直ることが多かった気がした。
そこで、分解の上、その辺りの線の被覆を剥いでみる。
ニッパーでゴムを切り、銀色のシールドを破ると、おなじみの赤白緑黒+太い黒。
線に付いた折れ目が気になるが、そこを押さえてもやはり使えない。

更にゴムを除き続けると、緑の線が切れている!(これは嬉しい)
ハサミでプチンと切ったようなきれいな断面で、数mm離れていた。
2.5mm程度のUSBケーブルの厚いゴムを剥いだ中に5本の線が入っているのだから、
その1本である緑の線はかなり細い。
刃に穴のあるニッパーがなかったので大変そうだと思ったが、
少しずつゴムに傷を付けていって引っ張れば、案外きれいにむけた。
そして、むき出しの導線同士を指でつまんでPCに挿してみると―マウスポインタが動いた!

太い黒の線も切れていて、こちらは盛大に導線が広がっていた。
電気的に切れてるかどうかも微妙なところで、切っても繋いでもマウスは使える。
むき出しの緑とショートしたら嫌なので、この線はしまい込むことにした。

マウスを組み立て、緑の線をよじって繋げる。
よじった分だけ他の線より短くなるので不格好だが、普通に使えるマウスとなった。
切れないマウスは快適。