ミルキィホームズ(10/30)

マイメロの監督ではあるが、キャラデザで切ったアニメ。
至好回路vividを見て、面白そうだったので。
なるほどこれは確かにマイメロ系不条理。
森脇監督といえど、深夜でこのキャラデザだからダメだろう、
そう思い込んでいたけど、これは面白い。
キャラデザも、OPのほっぺが赤いところなどが気になるべき場所だが、
内容が楽しめるので、気にしてるヒマがない。
絵に嫌悪感がなければ、かわいい絵は当然プラスに働く。
ギャラクシーエンジェルっぽくはないと思ったが、パロディは多い。
しょーもないネタで笑えてしまう。
内容の密度が高いわけではないが、たまにクスッと笑える好作。
あれこれ考えるより、純粋に楽しむためのアニメという感じ。
CMでよく耳にする曲は、アニメじゃなくてPSP版のOPだった(ちょっとがっかり)。
Homesだと思ってたらHolmesかよ。そういえば探偵だったよ!

余談

しかし、アニメをキャラデザで切るのは危険なのかなあ。
かわいければデザインに不安要素があっても試しに見てみる、とするか。
ただ、アニメを毎週7本を超えて見るというのは、どう考えても多い。
「見たいものを見たいだけ見る」というのが本筋ではあるだろうけど、
ポケモンのシリーズ構成、ワンピースはどうアニメ化しているか、
今期のそらおとの構成で変態と真面目の配分はどうなっているか、
などなど、「知りたいから見る」も大きな要素。
まあ、見たい作品の見逃しさえなければ、どうでもいいけどね。
今期放送日が楽しみなのはイカ娘。あれが「アニメ」のあるべき姿だろう。
それ町バクマンは、見始めるとすごく面白いから毎週見てるけど、
これはアニメというより「テレビドラマ」のイメージだ。
何となくテレビがついてて、刑事ものが始まって、
別のことやりながら見てるといつの間にか引きこまれ、
1時間経って「ああ面白かった」となる。そういう感覚に近い。
これは、アニメを大人に向けて作るデメリットだと思う。
もちろんメリットも大きいから全然悪くはないんだけど、
深夜アニメがそういう作品ばかりになってしまうと寂しい。