基本が身に付かない

金頭桂の筋は有名なので将棋を始めてわりとすぐに知った。
しかし今でも、詰将棋を解いているときに、その筋をうっかりすることがある。
3手詰に金頭桂が出てくれば当然瞬殺できるけど、それ以上だときつい。
3手詰でも、実戦で金頭桂の詰めろをかける、みたいなのは見えないことが多い。
パターンをあまり知らない、というのはある。
金頭桂が成立する細かい条件とか、あと2手で金頭桂になる膨大な局面たちとか。
例えば、数学で公式だけ覚えれば問題が解けるかというと、んなわけない。
公式を適用していくだけで解けるような問題であっても、覚えただけでは解けない。
周辺の景色を知ることが重要だ。目隠しの状態で歩けるわけがない。

…でも ひとりでするより 対戦しながら 修行したほうが はるかに 伸びがはやいのは 父さんもわかっているはずです……

こうトランクスも言っている。そういうことなのかな。
プロ棋士も、プロ同士で研究会をするくらいだからなあ(でも研究会しない人もいる)。
この辺は分野によって色々なのだろう。
2人でやったほうがいい場合でも、メインの研究時間は1人ということはありえる。
まあ詰将棋やれってことか。詰将棋である必要はないけど、他に候補がない。
野球のピッチャーがたくさん走るように、これは必要な基礎体力だ。
(とか言ってるけど口ばっかりでやらない)