2012年8月8日〜8月9日 七番勝負 第４局 羽生善治王位 対 藤井猛九段｜第５３期王位戦
今回は藤井システムにしてほしかった面があって、
ひょっとしたら七番勝負最後の先手番なんだよね。
七番勝負は、全敗でも2回の先手番があり、藤井挑戦者は既に1勝している。
だけど、第1局に振り駒で後手となったため、2勝しなければ3回目の先手番はない。
さて、実戦は角交換振り飛車となり、第2局藤井勝ちの棋譜をなぞる。
13手目に藤井が手を変えた。
勝ったほうが手を変えるのは、よくあることだけど、ここは藤井らしさを感じる。
常に新しい形を見せてくれる。この情熱はすごい。
羽生は穴熊にすることができた。
そして、▲86歩の仕掛けを警戒する△74歩に、▲65角！
筋違い角から1歩得し、ジッと▲46歩。ついに△33角と打たせた。
禅問答のようなやり取りである。
今日のTwitter解説は勝又六段だったが、藤井を絶賛する内容だった。
やはりファンなのかしら。
