そらのおとしもの(10/18)

監督が斎藤久、「バンブーブレード」では、好きなタイプの変態だった。
絵もわりと好みだが、他の作品より優先順位が低いと判断し、切っていた。
何か話題になっていたので今週見てみた。
静かな好作と思った。ネタも悪くないし、ちゃんと内容も進んでいく。ED曲もいい。
「夢色パティシエール」で酷い水面を見た後だったので、水面に映る人物の向きがちゃんとしていたことが嬉しかった(反転コピーしただけだろうけど)。
これは次回もチェックして、場合によっては継続視聴。
数学の宿題が、アニメには珍しくちゃんとした問題だと思い、
素性を確かめるために解いてみた。いいトレーニングの機会だ。
微分方程式の問題、言われた通りにy=\frac{z}{x}とおくと超きれいになる。
行列は面倒なのでパス。
\cos 5\thetaの問題は守形が右辺を間違えていたが、実部を比較することが最初から頭にあったため、口には出なかった、ということだろう。
5次方程式を解くことになるのだが、-1が解であり、重解を持つこと、どうせ正五角形だから黄金比っぽい答えだろうと、アタリを付けながら分解していく。
これは絶対元ネタの問題があるはずだと思い、問題文で検索、すると、
↓の1992年、一般教育科目(英語なし)よく説明読んだらどっちも一緒だった、東大物理学専攻の院試だった。
http://www-hep.phys.s.u-tokyo.ac.jp/~yamazaki/inshi.html
期せずして解答が手に入った。けっこうミスをしていた。
計算ミスは、理解の浅さを表す。だから、相当に簡単な問題でも実力は測れる。
これがスラスラ解ける守形がうらやましい。
この問題が解けること自体にさしたる価値はないが、スラスラと解けるというのは、その次の価値を生み出す。
最近よく思うことだが、量は質に転化する。質は通常、量からしか生まれないらしい。