この問題を解けた人は世界に3人しかいない


小学校2,3年の頃、この問題が流行っていた。
左図のように丸を24個描き、一筆書きで全ての丸を拾うというもの。
線は、タテヨコに隣り合った丸にしか引けない。



失敗例。
何ともうまくできていて、必ず一つ残ってしまう。
できそうでできない感覚が、世界で3人しか解けないという、これまた微妙な設定を信じさせてしまう。

さすがに高学年になると、世界で3人というのはおかしいとわかる。
ただ、依然として不可能である確証は得られない。
しらみつぶしで証明できそうだとは思っていた。
しばらく経って、そのときには既に、チェッカーボードにポリオミノを置く問題で、敷き詰めが不可能であるというパリティを使った証明を本で見て知っていた。
ふと、この3人しか解けない問題を思い出し、同じ手法が使えるんじゃないかと思い考えてみると、簡単に不可能であることがわかってしまった。
こういう問題が人気を集める。
小学生の文化は面白い。