NHK杯、藤井九段勝利!

放送を見終わってから過去の二局を調べたが、どちらも近藤六段の先手で中飛車
今回は藤井九段が先手だったため、後手は5筋を突かずに相振り飛車へ。
普通の、先手が角道を閉じた向かい飛車で後手三間という形になったが、
しっかり端の突き合いが入っていて、しかもそれが生きる展開に持ち込んだのが、
さすが藤井九段という感じだ。
△36歩を打たせ、突かせた△94歩を目標にし、広い居玉で戦う。
一見中央から離れるような▲76銀が妙に厚くて気に入った。
ところが終盤、無難に馬を逃げた辺りから解説の雰囲気が変わる。
近藤六段も好きだけど、やっぱり藤井九段の将棋を一回でも多く見たいのですよ。
期待通り盛り上げてくれるのだが、こんな期待はできれば裏切ってください。
なまじA級だからNHK杯では後半にならないと登場しないのが寂しいところ。
次は丸山九段との対局。強敵が続く。