イナズマイレブン(12/16)

冒頭、あの瞳子監督の父さんという人の言うことが正論すぎて、
これを無理なく覆せるのか不安になり、円堂も切れてしまう。
ここはわざと酷い描写にしているはず。この円堂は見ていられない。
ハーフタイムで監督が話す。みんなが再び一つになる。
後半に入ってからの雷門は生き返ったようで、「1の力が数百倍に」という歌詞を思わせた。
「今日の格言」が、まさにそういう意味の言葉で、
格言の内容が本編を貫いているのが素晴らしい。
鬼道から一ノ瀬へパスが渡るとき、デスゾーン2を完成させるために帝国へ行った回で
一ノ瀬のフレイムダンスを鬼道が完璧な連携のパスでかわしたのを思い出した。
作品のリズムが自分に合っている。
今回の泣かせどころは、立向居がスーパーノヴァを止めたところ。
燃えどころは、前半に伏線のあった、豪炎寺と吹雪のクロスファイヤー
ジ・アースも完成した。サッカーを通して出会ったすべての人たちの思いが乗ったボール。それを放つのだから、あれだけのすごい力になって当然だ。
見終わる頃には、最初の疑問は吹き飛んでいる。
仲間がいるから強くなれた、本当にそうなんだなあと、体にしみわたった。
父さんの後ろにいた人の方が悪そうだったという伏線があり、
最終決戦が終わった次回も新たな脅威が現れる。
際限なく強い敵が現れるが、不自然さを感じさせるヒマを与えない。