キルミンずぅ(3/8)

久しぶりの好感触!
まず何より作画がいい。「内容がよければ作画なんて」などと言える作品ではないのだ。
内容も、アライグマとキルミンの視点から捉えたものが簡潔にまとまっている。
ペットを無責任に捨てることで、電車の事故や農家の被害が出てくる。
そういう内容が、こうして明文化しないと意識されないくらい自然に入っている。
最近絶不調のこの作品、今にして思えば、初めから露骨に大きいお友達を狙ったアニメだった。
プリキュア」なんかとは対照的で、玩具を売ろうと女の子に媚びることがない。
(そういえば未だに玩具出ないね。PPGZもそうだったけど、もったいないなあ)
それ自体はいいことだが、そうなると、
作品全体に締まりがなくなりがちとなるのも事実。
しかし、平日夕方にDVDやCDのCMを打つくらいで、よくやってられるものだ。
自分のために作られたような作品で、申し訳ないような感覚さえある。
今ののっぺりした流れは変わらないだろうが、今回のようなさわやかな風を、
ある程度の頻度で見せてほしいと思う。