NHK杯、及川近藤戦

近藤六段が後手なので、普通のゴキゲンが見られそう(先手だと相振りになりやすい)。
5筋の位を取り、その歩をすぐに交換してしまう近藤流。
居飛車に盛り上がられることになるが、必ずどこかに後手の主張点が移動していく。
しかし現実にどうするのかと思っていたら、桂の利きに歩を打って、
更にその先へ桂を打つなんて筋が通って、傍目からも希望が見えてきた。
後手玉は薄いがぐにゃぐにゃと逃げ回れる状態で、次第に先手の駒が減っていく。
序盤が面白く、終盤は熱戦だった。