イナズマイレブンSP(6/30)

「もれみ成長」という言葉を自分の頭の中で使っている。
おジャ魔女どれみが3年目に入り、形式が洗練されて逆につまらなくなったことを指す。
イナズマイレブンも、もれみ成長してしまった気がしているのだが、今回は違った。
前半、エドガーへのパスを、染岡が奪う!ここからのBGMがかっこいい。
素晴らしい連携で、ドラゴンスレイヤーが決まった(リナ・インバースかよw)。
シュートを決めた染岡の「よっしゃーあ!」の重さ、後ろにあるものの存在感。
入院して、吹雪にアドバイスを与えていた頃から、今までずっと!決して諦めなかった。
チームメイトはそれを知っているから、みんな本当に喜んでいる。
あの久遠監督まで、いつもの厳しい表情を崩してしまう有様。
視聴者も、故障にあえぐ染岡を、1年以上ずっと見てきた。
後半、円堂の、シュートを逸らす新必殺技。
視聴者は「何でいつも真正面から受け止めるんだ」と思っていたので、
そういう意味で中のキャラにとっては「異次元」というネーミングがぴったりだ。
そして、ここから本気の相手とぶつかり合うのがたまらない。
キラーフィールズ〜タイガーストームには、鼻からツーと涙が出た。ほんとに。
このしばらくの時間、冷静になるタイミングがなかった。顔がガクガクしていた。
タイガーストームなんて何度も見たバンクなのに、何でこんな効果的に使えるの。
CMが短い(通常60秒・90秒のところ、30秒・60秒)と思ったら、ゲームの長いCMが入る。
更に映画化というのもびっくりだが、そこでの敵は未来人かよ!
宇宙人は既にやったから、次の相手は超能力者で決定じゃねーか。
ほんとに未来人と聞いた瞬間には後ろにハルヒの影が見えたよ。
そういえば、これ一応サッカーアニメだった(超次元サッカーだけど)。
ワールドカップの時期と重なることがわかっていて世界大会をやったわけか。
後半(1時間SPの後半)は、円堂の顔がいつもと違ったが、作画は悪くなかった。
自らの(チーム内での)存在意義に悩む立向居の周りに、数人が集まる。
1年生。そうか、ここにいるのは、マネージャーも含めて全員1年生だ。
そこへ唯一の3年生、綱海が加わる。音無さんもいい作画!
この特別な空間はすごく萌える。
今回のテーマ、オリジナリティは真似っこから。それを「ごっこ」と呼ぶ。
新必殺技をつかみかける立向居がいい描写だった。