ワンタイムパッド

物理学的に盗聴できないことが保証された携帯電話ソフトウェア | スラド セキュリティ
ここで量子鍵配送と言われているのは、「盗聴したら必ずバレる」という技術。
それを使って予め大量の乱数を交換しておき、
ワンタイムパッド(名前は知らなかったにゃ)で秘密の通話ができるというもの。
今回の話で面白いのは、量子暗号とワンタイムパッドの弱点を補い合ってるところ。
量子暗号は、盗聴があったことは必ず検知できるが、盗聴自体は防げない。
ワンタイムパッドは、通信量と同じだけの乱数を盗聴されずに交換しておく必要がある。
それなら、まず乱数を量子暗号で伝達し、盗聴がなかったことを確認してから
その乱数で暗号化した情報を通常の通信回線で送ればいい。
乱数の共有さえ済んでいれば、携帯電話などの一般的な通信機器(に手を加えたもの)で
世界一セキュアな通話ができてしまうというのがポイント。
乱数の質さえ確保できれば、理論的には絶対に情報が漏れることはない。
通信量と通信のタイミングはバレるかもしれないけど。
他にも色々あって、結局は理論的な強度は関係なくなるというのがよくあるパターン。