NHK杯、佐藤紳・豊島

後手豊島のゴキゲン中飛車
豊島はオールラウンダーだったが、最近が居飛車が多く、佐藤も「予想外」と。
佐藤は少し考えて、超速に。
対して後手は、△44銀対抗や△44歩ではなく、素早く囲って△32銀型。
先手は銀を繰り出して55の歩を狙い、後手は取られる前に歩交換。
交換後、飛車の引き場所は52だった。△51角などの含みがある。
佐藤の長考と、豊島の即指しが目立つ。△45銀は機敏。
「実は似た将棋を指したことがあって、逆を持ってたんですけど、自信がなかったので」
豊島は経験のある形だった。
先手がやや苦しい感じだが、何とか何とか耐えていく。すごい。
▲56歩と渋く受けたところで、▲44角や▲68金があったようだ。
豊島の終盤力の前に、差を縮めることができず、佐藤負け。
佐藤は11年ぶりのNHK杯で、インタビューでも相当無理してたのに残念。