NHK杯、佐藤・佐藤

先手が佐藤天彦七段、後手が佐藤和俊五段。
△44歩と止め、四間飛車に。最近また、角道を止めるのが珍しくなくなってきた。
この前のコンピュータ将棋分析でも聞いたが、佐藤和俊は振り穴を指す。
▲24歩△同歩と突き捨ててから▲86角。佐藤天彦のオシャレな手順。
後手の角を不自由にしている。▲65歩△同銀▲45桂という筋もできる。
佐藤和俊が時間を使って△29飛成や△75銀といったいかにも強い手を指す。
流れは後手に見えたが、即指しを続ける天彦の攻めが、盤上でも速くなっていく。
そして和俊、突然の投了。言われてみれば大差になっていた。
さて、次週からいよいよ将棋フォーカスに藤井先生が登場する。