NHK杯、佐藤天・稲葉

大盤、佐藤の名前の下に(天)がない。前からこうだっけ。相矢倉の定跡形になった。佐藤天彦と稲葉の対戦がこれまでに1回しかなかったのは意外。強い若手同士でも東西分かれているとこうなるのだね。
金取りの▲46桂に△33銀が言われてみればの手。金はボロッと取られるが、その瞬間、後手玉が堅く手番は後手。ここで、実戦は△94飛だったが、△19角成だったらわからないという感想。
▲35歩△同歩▲同角△34歩から、佐藤は角損で踏み込んだ。詰めろの連続で迫っていく寄せが実によい。後手としては、粘りようがない展開になってしまったようだ。それでも最後の△35銀打とかやばいけどね。▲24金からの詰みを受けつつ、▲35同成銀には一転△33銀と引いて22の地点をも受ける。ただし、これには別の即詰みが生じている。
いよいよNHK杯も大詰め。