手応え

腕相撲。始まってすぐにグッという手応えがある。そこで「あ、こいつは強いな」などと思ったりする。
発泡スチロールを指で押すと、少しだけなら簡単に変形する。更に押すと、だんだん抵抗が強くなってくる。「固いな」と思って押すのをやめてもいいし、そのまま割れるまで力を入れてもいい。
将棋で、自分と同等以上の力と対したとき、グッと手応えがある。そこから先に進ませてもらえない力が働いているのを感じる。ゴムの塊の表面のような、硬くはないけど少ししか押し込むことができない感覚。
押し切られたら力負け。相手が強いとそうなる。同じくらいの力の相手でも、押されて穴が空いてしまうとまずい。といって、穴が空かないように後ろへ下がりながら戦うとジリジリ押されて不利になってしまう。