電王トーナメントに参加してきた

帰ってきたらブログ書く気が失せた。まあなんとか字数を稼ごう。
前日準備。ちゃんと動作していると思っていたが、assertに引っかかっていることにこのタイミングで気づく。会場でデバッグしていたが、頭が回らず進みが遅い。白美神さんに声をかけられてそのままテスト対局。千日手になった(千日手のスコアは初期設定の0のまま)。まあ動いてるみたいだし、このままで行くことにした。
初日。順当な結果。最終戦だけは悔いが残る。引き分けでも負け越しなので、千日手を避けるために極端なスコアを設定してしまった。相手のコンピュータは千日手を望んでないっつーの。その判断もすがすがしいまでに実力なのでしゃーない。テスト対局でしか千日手がなかった辺り、わかってはいたけど実戦は厳しいなと思った。
二日目。初日は色々と楽しいこと・嬉しいことがあったのだが、朝の時点では苦しみしか残っていなかった。負けるのは仕方ないが、自分のアホさが耐えられない。会場に向かう途中、本屋に寄って3月のライオン12巻を買った。9巻までしか読んでいないが、会場で暇だったら小説のほうを読もうと思っていた。実際には、SilverBulletさんが持ってきた盤駒で将棋を指し、充実した時間を過ごした。小説は帰りの電車で読んだ。
三日目。決勝の瘴気にあてられる。楽しさとモヤモヤが混じったような時間。将棋の解説(控え室でニコ生が観られる)を純粋に楽しみたいと思った。事情があって会場に来られなかったおから饅頭さんが現れて、将棋を指したり、王手将棋を作ってノートPC上で戦わせたりした。プログラミングが好きだ。打ち上げで、「(選手権に出るかは)わからない、でもコンピュータ将棋は続ける」と言って帰った。
今日。電王トーナメントバージョンを公開した。カツ丼将棋との対戦で出たような明らかな悪手が、軽く動作確認をしたときにも出ていて、うへえ(そのまま公開)。
プログラミングができてコンピュータ将棋に興味があるから電王トーナメントに出場できる。それ自体はすごく幸せなことだが、相対的に幸せでも絶対的にアレだったら自分にとっては意味がない。だから次回の選手権には出ないことも考えていたが、開発できたら出るだろうし、開発できないなら出場する価値のほうが高そうだ。今は出たいほうへ傾いているが、それがどう働くか。そもそも、コンピュータ将棋を本格的に始める前までは、(小規模なものを除き)プログラムが完成するということがなかった。
この辺で終わる。