他の作品がみんなくすぶってる中、この「けいおん！！」だけはクオリティが下がらない。
これが京アニの暴力というやつか。
進路。こういう現実的なテーマを出すのはどうかと思ったが、
18歳という年齢設定が高すぎると感じていた悪さを打ち消す働きがあった。
カメが芯となり、このサブタイトルを貫いている。
Aパート最後の見つめる梓がいい絵。
Bパートは昔の場面から入るが、いつものBGMに乗せているため、
現在の律が昔の話をしているという状況がすんなりとのみ込める。
お姉ちゃんが心配で同じところに行きたいという憂は、
今回の話の中で一人だけ変で浮いていた。
律は「キルミン」のリムと同じ声で、リムの声は律が演技しているようにも聞こえるのだが、
今回幼稚園の頃の律の声は、別の方向で律が演技しているように聞こえた。
色々な向きの変化があるのだね。
