たまには自戦記でも

去年作ってたコンピュータ将棋と対戦した。下がその棋譜

先手:ソフト
後手:私
▲6八飛 △3四歩 ▲7六歩 △4四歩 ▲4八玉 △3二飛
▲3八玉 △6二玉 ▲2八玉 △5二金左 ▲1八香 △7二玉
▲4八銀 △6二金上 ▲7八銀 △3五歩 ▲1九玉 △3六歩
▲同 歩 △同 飛 ▲6六歩 △1四歩 ▲3七歩 △3二飛
▲6五歩 △4二銀 ▲6六飛 △2四歩 ▲2六飛 △3四飛
▲5八金右 △3三角 ▲6七銀 △4三銀 ▲7八金 △1五歩
▲6六角 △5四銀 ▲7七桂 △8二銀 ▲5六銀 △9四歩
▲8六歩 △4五歩 ▲3三角成 △同 桂 ▲2三角 △4四飛
▲3二角成 △2五歩 ▲3六飛 △4二飛 ▲3三飛成 △3二飛
▲同 龍 △4九角 ▲6八金右 △3八角成 ▲2八飛 △同 馬
▲同 玉 △4九角 ▲4四桂 △3八飛
まで64手で後手の勝ち



43手目、▲86歩まで。後手が自分(人間)。先手が、自分の作ったソフトで、今回は穴熊に組めていない(駒を中央に使う点数が高いため組めないことがある)。居飛車棒銀にすれば楽勝とわかっているので、後手はあえて相振り飛車にしている。ここまで漫然と駒組を進め、後手はもうやりたい手がなくなってしまった。よって不本意ながら△45歩と開戦。


わかっていたことではあるが、馬を作られてしまった。攻めが続くと嫌なので、△42飛とぶつけて、無理矢理さばいてしまう。▲42同馬なら△同金で桂にひもが付くし、▲33飛成にも△32飛▲同竜で手番が得られる(手番の価値ってどう教えたらいいんだよ)。

△49角と打ち込む。金取りを受けさせて馬を作る狙い。ここでソフトは▲68金右。なぜ銀にひもを付けない(ひも付きに加点していないため、相当深い読みが必要)。これには△38角成が、詰めろ銀取りなので勝ったと思った。が、実際は本譜▲28飛で銀は取れなかった。。


平気な顔(+1000を超える評価値)して▲44桂と打ってきたので、△38飛と王手した。▲44桂を読んでいたときは、△38飛には▲19玉と引いておいて何もないと思ったのだろうが、△48飛成が詰めろ(というか必死)である。後手玉は二手スキなので後手の勝ち。△38飛を見て自らの負けを読み切り投了。

このソフトの評価関数は、駒割を中心として、駒と玉の距離や玉角歩の絶対位置など。居飛車の序盤が酷いので、初手のみ定跡手で四間飛車にしている。評価関数を軽くして、結果的に中盤だけが強くなっている。中盤で読み勝って駒得すればsspに一発入ることもあるが、序盤と終盤が酷いので人間が勝つのは簡単だ。