NHK杯、小林裕士・中村太地

横歩取りで、先手が玉を堅くする。
こういうの、どこから手を作るのか全然わからない。
いきなり△75歩かあ。あー。
で、△38歩!そして▲17桂に△84飛で▲75歩と取らせる。
タイミングがいい。なんとなく後手がペースをつかんでいる感じ。
▲55角と香取りを見せても、△56飛の催促から△44角がきつい。
戦いになったとき、普段の横歩取りより先手が堅くていいと思っていたが、
そもそも後手の通常の構えがめちゃくちゃに堅い。
▲76飛〜▲74歩は確実な攻めに見えたが、△72歩と辛く受けられターンエンド。
先手は▲77桂と避けるしかなく、△同桂成▲同銀に△39歩成!
解説では、横歩取りでは溜めて攻めるのがいいと言われていたが、
いきなりの△57桂成から馬を切って攻めが続いている。
後手の長話が途切れず、先手は口を開くことができなかった感がある。
途中は、わりといい勝負に見えてたんだけど、色々なところが鬼の如しだった。
2012年4月26日 挑戦者決定戦 深浦康市九段 対 中村太地五段|第83期棋聖戦
さて、中村六段は、棋聖戦の挑戦者決定戦に出ている。
これは4/26に行われ、その時点で既に、今日のNHK杯は収録済みだった。
そして、3手目の棋譜コメントに(中村の)「今期成績は5勝0敗」とある。
月別対局結果を見るとわかるが、中村は今年度、NHK杯を除いた4/26より前の勝数が4だ。
要するに、将棋連盟が今期成績と言った場合、放送前のテレビ棋戦も含むということ。
自分はそれを知っていたので、棋聖戦で「中村は今期も負けなしですごいな」と
思ったことを思い出し、今日のNHK杯はおそらく中村勝ちとわかってしまった。
棋聖戦挑決の棋譜中継でネタバレするとか、将棋連盟は本当に糞である。