桜Trick

美月会長を軸に見ていた。これはもう、春風どれみがステーキを食べられないのと同じくらいに、美月が春香とキスすることはない、しかしさせてあげたい、と思っていた。美月視点だと、妹のユウはかわいいし、春香さんは気になるしで、ほんとに絶好のポジションだ。
春香視点のユウちゃんもかわいい。ユウちゃんは声がぴったりだし、名前もかわいい。抹茶ずんだかわいい。
そうしているうちに、だんだんと他のキャラのこともわかっている。まず、コトネ・しずくがはっきり見えるようになる。そして、最終回近くになって楓とゆずの魅力に気づく。
最終回を見終わった時点で、すべてのキャラが立っていれば、それは成功なのだと思う。
最初のうちは、なぜか性的に興奮するアニメという位置づけ。これは前例がないと思う。それほど面白くはないので、切ることも考えていたが、8話からは毎回面白かった(プール回のつまらなさは何とかならないのか)。
11話でバレたのは「早い」と思った。美月が自分の気持ちをしっかり自覚したのも意外だった。この辺は、激しい化学反応を見ているようだった。
merom686 on Twitter: "アニメみてるとき自分の存在が邪魔になる。"
こうツイートしたことがあるが、この作品ではそれが顕著だった。テレビの前に自分がいなくてアニメが見られたらと思った。仮に肉体を消して精神だけでアニメが見られるとしたら、それでも自分の中の何かを邪魔に思うことがあるんだろうか?