作画もそんなによくなかったし、特殊な演出もない。それなのに、熱いものがどんどん伝わってくる。このアニメの波長が自分に合いすぎていて怖い。
鬼道が指示を出すだけでゲームを作ってしまうシーンは涙が出そうになった。
パス回しで綱海にサッカーというものを教えてしまった音村もすごい。
円堂がサーフィンのリズムをつかんだときの描写もよかった。
バーベキューのときに、片隅で鬼道と音村が話しているのは、嫉妬ものの描写。
この二人はサッカーを理解しているため、サッカーの語彙で会話ができる。
「そこに2ビートを加えると」などという表現で心が通じ合ってしまうのだ。
それにしても、円堂みたいなのを天才というんだろうな。
あの何でもやってしまいそうな根性（センス）が、まさに主人公として相応しい。
