とある科学の超電磁砲(3/20)

まさか前回を完全に超えてくるとは思わなかった。
作画も演出も、この作品の基本通り。その基本だけで第1話のようないい話ができるんだった。
それが、今回は2クールかけて溜めてきたエネルギーを一気に爆発させているからか、
自分では想像できなかった領域の面白さになっている。
最近のアニメは交通法規を守る、あるいは意識して破るというものが多く見られるが、
この話では演出が「それどころではない」と言っている。
初春と佐天さんの連携。この二人。佐天涙子、あたしの能力はレベル0!
キャパシティダウン解除後の、黒子の反応の速さ!
木山先生の涙、2筋、3筋流れるところ。
演出に隙がなく、今回の作画がいいとか悪いとかを考えた記憶がない。
そもそもずるいんだよな。
2クール目に調子を落として(今にして思えばタイミングをとっていたんだなあ)、
久しぶりに面白かったのが前々回のカサヰ、前回の細田演出だ。
この作品には当てはまらない、「いい回=尖った話」という認識を植え付け、
そして今回の、基本を踏まえた上で基本を超えるという最高魔法。
以上。