NHK杯、三浦高橋戦

後手なら横歩取らせるという二人の対戦。
先手の三浦は、横歩を取らず、飛車を深く引いた。
角交換で一手損かと思ったら、▲86歩と中空に打ち、△24歩突きと交換となり、
手の損得なしで同型に。
延々と同型で進み、両者ぶ厚い銀冠となり、ここで三浦が敵陣に角を置く!
三浦の銀冠が堅陣すぎた。高橋は辛(つら)い展開を我慢するが、負け。
けっこう差がついていたみたいだが、均衡を破ってからの細かいやり取りは面白かった。
解説は木村。変化中の△17桂不成、防御の意味の桂不成もあるんだね。
先週も高校野球で短縮バージョンだったが、今回はもっと短く、
通常100分のNHK杯が、79分しかなかった(将棋講座はいつも通り20分)。
(追記)この棋譜Bonanzaにかけてみたら、三浦の▲61角が定跡に入ってて吹いた。
マイボナで調べたら、同一局面が2つあり、両方とも高橋が先手を持って勝っている!
将棋の棋譜でーたべーす、1999年2005年