NHK杯、小林島戦

矢倉の出だしは、最近では珍しい。
角換わりと矢倉の両方に対応できないと2手目△84歩がやりにくいし、
先手角換わりがやれると思えば3手目▲26歩になるし。
後手の島九段が△64歩と突いて急戦模様に。
受ける展開を強要された小林六段がリズムを崩したか、後手の急戦は成功した。
島九段はこういう将棋を3年に一回くらいやるらしい。たまにやるから勝てる。
単手数で終わってしまったが、最後の即詰みが面白かった。
△78金〜△88金と連続して打つことで飛車を奪うことができる。
盤上の角が意外な方向から働いて詰むのも気持ちいい。
将棋講座の詰将棋、だいぶ難しくなってきたが、今週も表示されている間に解けた。
簡単ではあるが、取った駒を使うというひねりが効いていて面白い。