湯たんぽの出力ワット数

湯たんぽは冷めていく一方だが、電気あんかは一定の出力を保てていいなあ。
などと思っていたが、そうでもない面がある。
高機能なヤツだと違うかもしれないが、普通の電気あんかは出力が一定だ。
寒い日も、そうでもない日も、同じ設定なら出力は変わらない。
その結果、電気あんかの温度は、外気温が高いほど高くなる。
その点、湯たんぽは出力を柔軟に変えてくる。
外気温が高いほど出力が低くなるのだ。
極端な話、お湯の温度が60度で外気温が60度だったら、湯たんぽの出力は0Wだ。
もちろん、残りエネルギーが減るに従って出力が落ちていく弱点はあるものの、
布団の中が冷たいときに出力を上げてくれるのはありがたい機能だ。
「寒いと湯たんぽの出力が上がる」と書くと一瞬フシギな感じだが、
「お湯を寒い場所に置くと早く冷める」というだけの話。