詰将棋というものを初めて知ったとき、全ての問題で駒が余らないことに驚いた。
そんなに自由度を狭めてしまっては、よい問題が作れないと思った。
しばらくして、余詰めの概念を知り、全ての問題で余詰めがないことに驚いた。
例えば7手詰なら、攻方の手番は4回あるが、その4つ全ての局面で、
正解手を指せば詰み、それ以外の手では必ず不詰みになるのだ。
こんなに厳しい条件を付けては、作れる問題がほとんどなくなってしまうと思った。
今の自分には詰将棋を作る能力がないため、これは今でもそう感じている。
でも、実際にはそうじゃない。
詰将棋の世界というのは、全く想像もできないほど広く、豊かなのだ。
(という推測はできても実感ができないのが悔しいけど)