世界コンピュータ将棋選手権、1日目

第22回世界コンピュータ将棋選手権 ライブ中継
いつもながら、棋譜を追うのに忙しい。
特に今回は、ニコニコ生放送があったので、非常に困った(嬉しい困り)。
勝又六段が、開発者やアマ強豪と面白い話を繰り広げ、もう見るしかなかった。
また、今年は参加チームが多く、26チーム7回戦で91局。去年は70局だった。
というわけで、まだ棋譜を最初の半分くらいしか見ていない。
全体の雰囲気は、去年とだいぶ違う。
電王戦(成績がよければプロ棋士と戦えるかも)の影響もあるのだろうか。
初参加組が強く、8個しかない二次予選進出枠を、ごっそり持っていった。
開発期間は長い人も多いかもしれないが、初参加でこの完成度は異常に思える。
初参加以外で一次予選を通過したのは3チーム。なのは、GA将!!!!!、きのあ将棋。
「なのは」は、反則負けがあったものの、去年よりだいぶ安定している印象。
Twitter / @kazu_nanoha: 4戦して3勝1敗(負けはプログラムが死んだ)。一次予 ...
「GA将!!!!!」は、ブログで自信なさそうだった割に強くて嬉しかった。
こういう序盤は、広大な将棋の可能性を感じさせてくれて、本当に好き。
変なことをすると咎められてしまうのが現実だとはいえ。
きのあ将棋は、ギリギリの通過。
きのあの振り飛車には、ちょっとやそっとじゃ勝てないと思うのだが、みんな強い。
惜しくも予選を通過できなかったのは、無明3。
ライブラリ使用のソフトは2つしか予選を通過できないルールだが、
そのルールがなくても9位なのでギリギリダメだった。
これも観戦していて「強いなあ」と思っていたので、驚いた。
そんな中、ぶっちぎり全勝だったのが「Selene」。
解説でも「頭一つ抜けている」と言われていた。
一次予選全勝と言えば、去年のSunfish(そのときの二次予選は4勝5敗だった)。
一次予選を見ていて「コンピュータ強ええ!」と思っていても、
二次予選は平気でそのはるか上を行くのが毎年のことなので、
まあ明日が楽しみとしか言いようがない。
今年は決勝シードがない。Bonanzaとかも混ざって24チーム中8チームが決勝に行く。
楽しみなのは、SeleneとSunfishとツツカナ。