世界コンピュータ将棋選手権、2日目

Bonanzaは9位

24チームが参加した二次予選で、Bonanzaが9位となり、二次予選敗退。
今年の決勝進出ソフトは、決勝進出ソフトにしか負けていない。
その点はBonanzaも同じだが、決勝進出ソフトにはなんと4戦全敗だった。
決勝進出ソフトは、去年とほぼ同じ面子だが、そこへツツカナが加わった。
ツツカナは、3回戦でBonanzaに対して入玉して勝っている。
去年の新人賞ソフトが、最強Bonanzaに、その弱点を突いて勝った。
これは意義深い勝利だと思った。
が、それがBonanzaの予選落ちに直結するとは、全く思いもしなかった…!
仮にBonanzaの実力が決勝クラス中位で、勝率が5割と仮定すると、
4連敗する確率は1/16。まあ起こっても不思議はない偶然。
というより、確実に決勝進出できるソフトなど存在しないのだろう。
全体のレベルがおそろしく上がっている。
電王戦で5つのソフトがプロ棋士と戦うことになっているが、
どのソフトに当たっても、「優勝する可能性が十分にあったソフト」となるだろう。

新人賞はSunfish

昨日は最強ソフトにしか見えなかったSeleneは、シード組には1勝もできず。
新人賞も期待されたが、Sunfishとの直接対決で敗れた。

今回は決勝シードなし

決勝は、すごい場所なので、無条件にそこへ行けないほうがいいのかな、
などと思って、今回のルール変更を勝手に納得していた。
が、実際に対局を見ていると、最強ソフトひしめく二次予選は別物だった。
そもそも、二次予選に決勝シードの3チームも参加しているため、
二次予選(または決勝)に参加できるチームが3つ減っているのだ。

明日

やはり、初決勝のツツカナが気になる。
あと、597台のPCを使うGPS将棋の実力がどれほどのものか。
8チーム中1チームが優勝する。明日も楽しみである。