ミルモ(再)がすごいことになってる

ミルモは2クール単位でOPが変わるアニメで、全部で7期(3年半)の放送だった。今やってる再放送は、4期のクライマックスに突入したところ。記憶では、3期のラストが一番面白く、4期もそれに近いものがあった、という感じなのだが、「ほんとに3期はこれを超えたのかよ嘘だろ」と思うくらい盛り上がっている。
今回で、桐生先生の正体、ラットがカラクリガンを使っていた理由、ダアクの潜伏場所が明らかになった。4期は、朝アニメからゴールデンタイムに進出したシリーズ(だから「ごおるでん」)。内容的には、どうしても朝アニメより大人しくなるかなあと思っていた。しかし、終盤の盛り上がりは半端じゃない。
それまで1年半やっていたアニメが、4期になり2クールかけて伏線を張る。そうでなければこのドキドキ感は味わえないだろう。よい長寿アニメは、「空気になる」という側面がある。その、空気になってしまった当たり前を破壊していくラストは面白い。
ところで、意外と作画監督の名前がわかる。今回は、間違いなく三浦貴弘か安形佳己というかわいい絵だったが、三浦貴弘と安形佳己の両方が作画監督であることまで予想できた。安形佳己は、べちゃっとしたかわいい絵、それと比べると三浦貴弘はいい意味でしっかりしている。予告で作画監督を予想できるのも長寿アニメならではだよなあ。予想が当たらないまでも、毎回考える楽しみがある。