GJ部(再)

緑の子めあてで再放送に飛びついたが、なかなか出てこない。しかし見続けていた。そんなに面白くもないし、好きなタイプのアニメでもなかったのだが、時間があるときにのんびり楽しむことができていた。
中盤から面白くなってきた。自分が慣れたのか、作る側が変わったのか、どちらもあるように思う。
静かであっさりした独特のテンポ。4コマ漫画の連続で描いているような感触。日テレのアニメは、いい意味で作りが地味というか、けれん味がなくて堅実なイメージがある。
こういう何もしてないアニメは嫌いだった。「Aチャンネル」だって何もしてないじゃんと言われると説明が難しいけど。でも制服である程度判定できるのかな。GJ部のキャラデザはわりと好みだったけど、制服のイメージが悪かった。自分が好きなアニメはほぼ例外なく制服のデザインがいい(好みに合う)。
今となってはGJ部らしいいい制服だと思っているので、結果論のような面もあるのかもしれない。アニメ自体を見続けることができたのは、男キャラの性格がよかったからだろう。タマに居眠りしてる写真を撮られたシーンなど、かわいい面もあって非常によい。
全体として、ゆるやかな流れを邪魔するものがない素晴らしい完成度。流れが激しかったら少しくらい障害物があっても関係ないけど、この静かさの中でというのはすごい。
最初はキョロが新1年生だったが、最終話では部長が卒業ということで、時間の流れがはやかった。タマがいつの間にかとけ込んでいるのが嬉しかった。最後のほうの一体感はすごい。3年生が卒業しても、このメンバーでGJ部をやっていけると思った。